ありがとうおでん、ありがとう。

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通りすがりのあなたは、お気づきだろうか?セブンイレブンが、おでんに感謝している。これを発見してから、誰かに言いたくて仕方がなかった。でも、ためらった。この現象にどれくらいの人が気がついているのか、まずはセブンイレブンいい気分、森の学校(という僕が先生をつとめる課外授業)でご機嫌を伺うことにした。

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授業のメインテーマは『妖怪』だった。都市生活に潜む疑問符をグループごとにひろいあげて、フォルムを与えて、オリジナルの妖怪を作ろうという趣旨。それはそれで大切なことだが、僕は僕で目論見があった。「ありがとうおでん」は、どのくらい認知されているのか。例題として紹介しつつ、公開アンケートをとってみることにした。

結果は、参加者の大半が知らないという状況だった。なかには「言われてみれば、、」という人もいたが、最初に日常の疑問符について聞いたときに真っ先に出てこなかったことを鑑みれば、まだこのキャッチコピーの凄さに気がついている人は少ないようだった。

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考えてもみてほしい。セブンイレブンが「ありがとうおでん」というキャッチコピーを全国展開する斬新を。ローソンが「ありがとうからあげクン」、ファミリーマートが「ありがとうファミチキ」、森ビルが「ありがとうラフォーレ原宿」という横断幕を用意したことがあるだろうか。そもそも「近くて便利」という、言われてみればその通りというコピーを展開し始めた頃から、セブンイレブンは次元を越えていた。その路線の到達点が「ありがとうおでん」であると言えるのだ。

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森の学校はおかげさまで大盛況。ありがとうおでんのネタも大反響。ただ感想を述べるのもなんだか申し訳ない。すでに確立された文体からさらに拡張解釈をして、来年の夏の展開を考えてみた。一連のコピーや企画の当事者であるところの伝説の広告マンであり魚屋でもある永澤仁さんに、サングラスの是非を問うてみたい。ついでに久々に飲みに行きたい。いいおでん屋、きっとご存知のはず。