ありがとうおでん、ありがとう。

通りすがりのあなたは、お気づきだろうか?セブンイレブンが、おでんに感謝している。これを発見してから、誰かに言いたくて仕方がなかった。でも、ためらった。この現象にどれくらいの人が気がついているのか、まずはセブンイレブンいい気分、森の学校(と…

告白でもするみたいな気持ちで、告知。

大北栄人さん。この人が書くコントが大好きだ。彼が主宰している明日のアーの舞台を初めて観たとき「ライターをやってる人がコントを書いたんじゃなくて、コントを書きたい人がライターをやっていたんだな」と、やけに納得した。はじめて長編の劇作を書き下…

作る風と書いて作風、与える旅と書いて寄り道。

https://www.apple.com/uk/detour/ ミシェル・ゴンドリーという人物の作風について、単に夢みたいな映像を作る人だと当時は思っていた。iPhone7で撮影されたこの短編映画とトリック集をみると、点在するアイデアをどのような順番で組み立てれば現実との面積…

ヴィム・ヴェンダースは、パリ、テキサスを、39で撮った。

誰も招かなくなって久しい。荒涼としたリビングで、こないだの会議を振り返っていた。最初に出した僕のアイデアが、みるみる痩せ細ってゆく。前例に汚されてゆく。不毛だ。40前の僕なら、とっくに帰ってそのまま戻らなかっただろう。テレビに流れるのは、パ…

バットでボールをぶっ叩く気持ち良さについて(その1)

Pokemon Goが話題ですね。これをもってVRブーム終了。ARブームに大きくシフトするなんて短絡的な文章が、インターネットで踊っていました。ぜんぜん違う話のようで、やがてつながる話。ザリガニワークス 武笠さん坂本さんとバーグハンバーグバーグ シモダさ…

デバッグのためのソナタ

2020年からプログラミング教育を全国の小中学校で必修化するという考えを、政府が成長戦略のひとつとして打ち出した。まずはその準備として有識者による会議が重ねられてゆく。プログラミングという新教科を設置するのではなく、どうやって算数や理科に位置…

僕のマイバックページ

ボブ・ディランが1964年に発表したマイ バック ページという楽曲がある。1995年に真心ブラザーズが『KING OF ROCK』の中でカバーしてたから、日本語訳のほうが耳に残っている。少し気になって、今になって原曲の歌詞を確認してみた。 Crimson flames tied th…

新しく花粉症になった君へ

真夜中に大声で泣き叫ぶ長男を、救急病院へ連れて行ったら花粉症だと診断された。そんな話を友人から聞いた。その子には何度か会ったことがある。頭のいい子だ。これから生じる多くの不具合について、さきに絶望したのだろう。 2016年は例年に比べてスギ花粉…

トルナトーレが、中年期のトトと同じ年齢になっていた。みんな元気だった。

ニュー・シネマ・パラダイスにまつわるドキュメンタリー番組が、NHK BSプレミアムで不意に放送されていた。劇中で映画監督となって故郷に帰ってくるトトと、同い年になったジュゼッペ・トルナトーレ監督が、ロケ地であり生まれ故郷であるシチリアを案内しな…

大きくて個人的な、割れんばかりの拍手だった。

昨晩、世田谷文学館で、筒井康隆の朗読会が行われた。御年80才。現在展示中の『日本SF展』の監修も務めている氏のことである。何かしら、SF総決算的な作品が選ばれると予想していた。 予想は見事に裏切られた。新潮2014年1月号に掲載の新作『ペニスに命中』…

ビルのゲーツのビジターのパスを、持って帰ってきてしまった。

ヨーロッパ企画。新作の『ビルのゲーツ』が各紙各所で大絶賛。友人として嬉しい、半分は悔しい。「意味とかじゃない」「そういうの要らない」何気ない台詞の中に、劇団が貫いてきた姿勢が示されていた。つまらない批評を寄せつけないユーモアの存在に、また…

あの人の一部は映画でできている

7月4日、タイトルと同名のイベントに出演し、「紹介しきれなかったものも含めて、プレイリストにして公開しまーす!」とお別れの言葉を残したきり、多忙に任せてうっかりそのままでした。約束通り、公開します。 Q1:初めて映画館で観た映画、初めて泣いた映…

作家とは、かっこいい生き物なんだ。

筒井康隆。今年で80歳を迎える。自ら「作家としての遺言」と銘打った最新著作の刊行記念イベントが、さきごろ講談社で行われた。参加フォームに、筒井康隆への質問状という欄があったので、実名とともに書いておいた。それは、いつか筒井さんに会うことがで…

使わないでとっておいた古い切符で、夏。

十代後半の僕には、ひとつ決まり事があった。大好きな寅さんに足元から近づくために、毎年毎年柴又の履物屋さんまで出かけて、新しい雪駄を購入する。ニューモデルと称して、一年間履き続ける。それがある日、不意に破られた。買ったばかりの雪駄の鼻緒が突…

一度見、二度見、シド・ミード。

「目の前を、おおきな風船がとんでいます。どう思いますか?」 見ず知らずの女の子が、雑な問題を出してきた。すぐに夢だと理解したが、輪郭が薄くなって目が覚めるまでは付き合ってやることにした。 「色は何色?」 「決めていいよ」 「じゃ、たとえば黄色…

時間も磁力で戻せればいいのに。

磁石について調べていたら、残磁現象という言葉と出会った。物質に磁性が残ってしまう現象のことなのだが、これを消す方法が三つあるらしい。交流を流したコイル内を通過させる、交番磁界を当てる、再結晶温度まで加熱する。最初の方法が最も一般的で、簡易…

2010年9月から、2013年10月まで。フイナムブログに書いたこと。

フイナムがはてなブログ連動になりました。古い記事とのリンクがいったん切れてしまうということだったので、とりあえず過去の記事をまとめておきました。無機質な抜粋ですが、一応、時系列になっています。 2011年 "考えてみれば、役者はプレイヤーであり、…